去る、6/23(木)大村楽器小田原東センターエスタホールにて行われました、
矢澤一彦ピアノリサイタル
こちらのイベントレポートです
先日こちらの最新情報で告知をさせて頂きました。
当日は蒸し暑い日ではありましたが、
なんとか雨にはならずに、たくさんの大村楽器の諸々の関係のお客様がお越し下さいました
コンサート開演は14:30〜スタートしました
先ずはピアニスト矢澤一彦氏の登場〜コンサートスタートです
1曲目はショパン:練習曲嬰ハ短調 作品25-7 〜2曲目のショパン:3つのワルツ 作品64(このうちの一曲に子犬のワルツでしたプログラム曲名でわからずオーこの曲ま入ってたのねと少しビックリしてしまいました他の2曲のワルツもみなさまが発表会などで弾かれたり、聞かれる曲でした)ショパンは立て続けの演奏になりました。
そして、3曲目からがスゴかったです私自身も聴いた事のない曲でしたので食い入るように見て、聴いてしまいました
3曲目はスクリャービン:ピアノ・ソナタ第7番「白ミサ」作品 64でした。こちらの曲はタイトルからも独特な世界観が感じられますのできっと一筋縄な曲調ではないだろうと思いつつ聴かせて頂きましたが、冒頭からすごい妖しい雰囲気の響きと強弱や音量感のコントロールと申しますか・・・音や曲の雰囲気も去る事ながら、私が知っている曲であまり見た事のない演奏を見る事が出来ました面白い(不思議な感覚になる)曲でした
4曲目はワーグナー=リスト:イゾルデの愛の死でした。こちらも前曲に通づる前奏から聴く人を惹きつける緊張感のある雰囲気から始まって物語が展開していきました。曲の長さはそれなりにあり聞き応え十分の演奏でした
ここまで大体35分といったところでしょうか?ここで休憩を10〜15分挟みました。
さて、ここまでの演目だけでもかなりの満足度でしたが私がこのプログラムの曲を知らなかったので
この後思い知らされましたが、この後の曲がメインイベントで本番のような内容でした矢澤氏は10分の休憩で大丈夫だったのでしょうか後からもう少し休憩あっても良かったかと反省致しました矢澤さんすみませんでした
5曲目はベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ短調「ハンマークラヴィーア」作品106
圧巻すぎて度肝を抜かれるとはまさにこの事かと思われるほどの大曲でした矢澤氏曰く、「この曲はあまり演奏してる方が少なく、自分としては今回この曲を演奏するのはかなりのプレッシャーです。その曲に今回はチャレンジしました」と仰られていましたこの曲はベートーヴェンのピアノ・ソナタ最後の大曲で知られているそうです勉強になりました〜
矢澤氏のこの御言葉はこの後すぐに思い知りましたこの曲の演奏時間はざっと40〜45分間と続きました、凄過ぎます
さすが矢澤さんスリリングな緊張感漂う会場で長時間の演奏を見事に弾ききり無事にエンディングを迎えられましたとにかくストイックにピアノに打ち込み、向き合っているピアニスト矢澤一彦氏の姿も我々聴いている者皆に感じられた事でしょうなぜなら・・・今回は演奏に全精力を傾けて挑んでいらっしゃいましたのでトークはほとんどありませんでしたし・・矢澤氏の普段の姿が、非常に腰が低く礼儀正しくソフトな雰囲気の持ち主であるからですそのギャップはもの凄い魅力だと思われます
もちろん・・・この後は拍手喝采が鳴り止まず、再度登場された矢澤氏のアンコールがありました
アンコール曲はベートーヴェン:バガテルト長調 作品126-1でした
大曲の後に、綺麗な音色で爽やかなそよ風と清らかな清流を見るような小品曲で締めて下さいました
いやー自分で企画させて頂きながら改めて思いますが、今回のリサイタルにお越しのお客様方はみなさま非常にラッキー極まりないですよー
内容ももちろんですが、矢澤氏の演奏技術や経歴は間違いないものですので事前の告知でもお伝えいたしましたが来られた方々が必ず満足して頂けると言う言葉にウソはありませんでした〜
7/13(水)には東京オペラシティ・リサイタルホールでのコンサート
も控えていらっしゃいます
頑張って下さいね〜我々も応援しておりますまたの機会を是非お願いしたいとも思っています
皆様も是非、今後の矢澤一彦氏を応援宜しくお願い申し上げます
本当にこのような機会を下さいました矢澤一彦氏には誠に感謝申し上げます
そして、今回も足をお運び下さいました皆様にも深く感謝申し上げますどうもありがとうございました
そして・・・近いうちにまたの企画を行いたいと検討中です
その時はまた足をお運びくださいますようお願いしまーすお楽しみに〜